こんにちは!人材開発担当の丸岡と申します。
本日は、学校法人 大和学園のFD(ファカルティ・ディベロップメント)の取り組みについて
ご紹介したいと思います。
職業教育が注目され、新学校種への動きが見られる高等教育機関の世の中の流れがあるからこそ、
私たちも頑張っていかなければならないと強く感じています。
ファカルティ・ディベロップメントの推進
学生への教育効果を高めるためには、教職員の資質向上は不可欠。
大和学園では、研修や学会発表、コンクール出場等を通して、
教職員のファカルティ・ディベロップメントを推進しています。
※教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称。その意味するところは極めて広範にわたるが、具体的な例としては、教員相互の授業参観の実施、授業方法についての研究会の開催、新任教員のための研修会の開催などを挙げることができる。(文部科学省HPより)
具体的な研修の中身とは?
過去のブログ記事でもご紹介した通り、大和学園の研修制度は非常に充実しております。
【参考記事】
女性活躍を推進!女性のためのキャリアビジョン研修を行いました。
実際の参加者の声は?
若手男性教員Aさんの場合
今年度の夏期集合研修では、7の研修を受講させていただきました。学生のモチベーションを高める方法、授業運営上の課題を共有し改善へつなげる方法、ライブラリーについて、コミュニケーション術、長期的なキャリアの描き方など実に様々な叡智を得ました。
その中でも特に印象に残ったのは、「なんでやねんピラミッド」です。“事象”というのは誰の前にでも表れています。だからこそ、いかに“事象”を紐解き、どのように意味付けをするのかが重要です。そこで「なぜ?」と繰り返し問い、考え抜くことで、問題意識を持ち、問題を発見し、解決へ導けると教わりました。当たり前のことではありますが、現状に満足することなく、日々研鑽を積むことの重要性を再認識しました。
このような研修の成果を最大限にするには、今回学んだことをどれだけ活用できるかにかかっていると思います。
今後は、具体的な活用計画(P)を実行に移し(D)、定期的に振り返り分析し(C)改善する(A)というような、PDCAサイクルを循環させることで、今回の研修を幾倍にも活かして参ります。
若手女性職員Bさんの場合
数多くの研修受講の中で、女性活躍の研修が非常に印象に残りました。
この研修講師の先生ご自身が仕事と家庭を両立され、またこれまでに数々の両立の壁にぶつかってこられたということで、そのリアルな経験談を交えながら自分たち自身の価値観を見つめ直すことのできるものでした。
とりわけ、女性が働きつづけていくうえでは、“各節目のタイミングで価値観に合わせてよく考えて決断していくことが大切”というお話や、“必ずしも右肩上りであることがキャリアアップではない”というお話は、悩みをもつことや迷うこと、様々な価値観をもつことを認めてくださる言葉で、大変心強く、気持ちが軽くなったと感じています。
今後も様々なタイミングで仕事や家庭を振り返り、迷ったり悩んだりすることもあるかと思いますが、その度に様々な工夫を凝らしながら、バランスを図っていきたいと感じました。
ベテラン教員Cさんの場合
研修テーマである、「大和学園のライブラリーの取り組みと効果的な利用方法について」は印象に残っていますね。
私が大和学園に入職後、研修会場である京都栄養医療専門学校ライブラリーを使用させていただくのは、今回が初めての機会となりました。
その活動の中でも特に興味を引かれたのが、「学生図書委員」や「HON-CLUB」などの学生を中心とした活動でした。
教員が一方的に発信するだけではなく、学生が自らアイデアや意見を出したり、ライブラリーに蔵書したい書籍を選定するなど、学生のアクティブ・ラーニングを後押しする活動は非常に参考になると感じました。
職業教育の高みを目指して
実際に研修受講された教員の先生方のインタビューはいかがでしたでしょうか?
これからも、ファカルティ・ディベロップメントを充実させて、さらなるtaiwa流職業型実学教育の質的向上を
めざしてまいります。