スポーツ栄養調理実習を通した学生の学び

「スポーツ栄養調理実習」では高専連携授業として、京都栄養医療専門学校スポーツ栄養サポートチームの学生、そして管理栄養士科1年生が実践栄養学実習の一環として、京都府立乙訓高等学校スポーツ健康科学科2年生と普通科スポーツコース2年生を対象に、講義および調理実習を実施しています。

本年は「試合期」「体づくり」「貧血予防」をテーマに実施しました。
各テーマに沿って、主食、副菜、汁物、乳製品、果物については事前に献立作成および試作をしてもらいましたが、主菜については当日くじ引きで牛、豚、鶏、鯖の中から選ばれたものを用いて高校生とともに献立を考えてもらいました。みごとに普段の授業で身につけた献立作成能力が活かされる場となりました。

この実習は、スポーツ栄養士として必要な知識技術、コミュニケーション能力等のスキルアップにつなげることを目的としています。調理経験のほとんどない高校生と共に調理実習を実施し、会話の中でスポーツ選手の疑問に対してアドバイスをするなどの経験を通して、自分自身に必要な知識や能力を自覚することにより、今後の学習意欲向上につながることを期待しています。一方選手においては、スポーツと栄養の関わりに興味を持ち、スポーツ選手として食に対する正しい知識を身につけると共に今後の自身の競技生活に活かしてもらえれば幸いです。

このような実習を通して、学生の学びの場としてだけでなく、地域の方々へも貢献してまいりたいと思います。