学園を取り巻く環境は、年々非常に厳しくなっています。低位安定の18歳人口がいよいよ急下降し、マーケットが縮小する中で、学校種を問わず生き残りをかけた取り組みはますます活発になり、競合校においても新校舎の建設や学部・学科の新設などが行われています。間近に迫った激動の時代を乗り切るためにも、様々な施策展開が必要です。
太秦キャンパスは昨年10月に竣工を迎え、機材・什器の搬入等、着々と4月の開設に向けて準備が進められています。私たちは太秦の地に開設する京都調理師専門学校、京都製菓製パン技術専門学校を最先端の実践的な教育施設としてだけではなく、住民の皆様にも愛され、地域ににぎわいと新たな価値を生み出すものにしなければなりません。
また建学の精神に「人の和の広がり」を掲げる大和学園では、教職員のキャリア・ライフ・バランスの向上にも取り組みます。働き方改革が国を挙げて推進される中で、大和学園でも教職員一人ひとりのニーズにあった納得のいく働き方を実現するため、各種制度の活用に加え、業務の効率化や生産性の向上を図ります。「仕事を楽しむ」のではなく、「人生を楽しむ」のでもない、「仕事も、人生も楽しむ」ことこそが究極のキャリア・ライフ・バランスです。仕事で得た経験を人生に活かし、人生で得た経験を仕事に活かす。様々な経験を通じて自分自身が成長していく過程を大いに楽しむことで、豊かな生き方を実現できるのではないでしょうか。
2018年度の学園運営方針は「We Do It. ~taiwaの未来を始めよう~」です。私たちは今この瞬間も常に未来に向かって進んでいます。毎日少しずつ未来を始めているのです。「自分事」を意識して日々の業務を着実に進め、小さな成果をコツコツと積み上げていくことが、成功への近道です。また2018年度は、第8次中期経営計画「未来に挑戦、次代へ進化」がスタートする年度でもあります。全教職員が一丸となって取り組むことで、最高の状態で太秦新キャンパスの開設を迎えられることと思います。
「We Do It.」の想いを胸に、本年もオールtaiwaで邁進していきましょう。
学校法人大和学園 田中幹人
太秦キャンパスの取り組み
実習終了後に学生が実習室を毎回清掃
本校では当たり前となっている取り組みですが、衛生管理の教育でもあり、「清潔さ」の重要性を学生が理解するために、地道ですが非常に重要な取り組みです。そのため、入学希望者などから校舎、特に実習室が綺麗という意見をいただいています。
教室の入れ替わり前に消毒作業の実施
コロナウイルス感染拡大防止の取り組みの一環として、教室でクラスが入れ替わる際、その都度、清掃員・教職員による消毒作業を実施しています。
高機能な換気設備でクリーンな居室環境の実現
太秦キャンパスの換気機能は、厚生労働省の基準をはるかに上回る、実習室は1分間に1回、普通教室は15分に1回、室内の空気の入れ替えを行えます。
また、田中幹人先生が制作された「太秦キャンパスのコロナウイルス拡大防止の取り組み」もクリーンな学校づくりを目指す重要な取り組みの一つです。