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学生の目線で考えることの大切さ。
こんにちは!
京都調理師専門学校 管理部のMです。
今日は「学生の目線で考えることの大切さ」についてお話ししたいと思います。
これまで自ら経験したことを踏まえて、様々な状況に対応出来る準備を事前にしておくことや、予想外の状況に陥った際、柔軟に対応出来る力を日頃から身に付けていることが大切だと改めて感じています。
私が携わっている業務の中に、日本学生支援機構の奨学金に関する業務がありますが、先生方のように、日頃は学生と接する機会があまり無いため、申込から卒業前までの手続きについての学生指導には、頭を悩ますことも多くあります。
今年の入学生では、誓約書に【緑色のボールペンで名前を記入】【印鑑の上下を逆に押印】 など、私の常識では考えられないことが起こりました。そのような学生に対して、
一瞬唖然とする一方、いかに自分を中心として事前の説明を行っていたか、学生の目線で物事を考えていなかったのだと気付きました。
この業務には10年以上携わっていますが、担当となった当初の頃と現在の学生とでは、同じような対応では理解させることが難しいと実感しています。
自分にとっては当たり前のことであっても学生にとっては初めてのこともあるでしょう。読むことを極力嫌う現在の学生に対して、より見やすく解りやすい説明文を作成するなど、まだまだ試行錯誤の中で指導を続けています。
将来社会に出た時に学生が想定外のこととして困らないよう、学生の目線に立つことを忘れず、今後も一つひとつ丁寧に指導を行っていきたいと思います。
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学生たちが製造から販売まで運営するショップ&カフェ実践
京都製菓製パン技術専門学校の教員Oです。
本日は授業紹介。
パティスリー・ショコラ上級科の2年生は、週に1回一般のお客様に向けて洋菓子の販売を行っています。
この授業では学生が主体となり、6種類のケーキを約300個製造し販売していますが、ただケーキを製造するだけではなく、事前の製造計画や仕上げのデザイン、販売に使用するプライスカード作成など、販売に携わる一連の作業を全て学生が行っています。
衛生面においては日頃から十分に注意しています
以前から行っていた従来の実習はもちろん、こういった実践授業では更に異物混入など発生しないよう、
さらに気を引き締めて行うようになりました。
このように学生が主体となることで、学生個々が作業一つひとつ責任を持って製造するようになり、卒業後の就職先で即戦力となる力が身についています。
またお客様アンケートを活用し、接客サービスやケーキの出来栄えなどのご意見を販売終了後の反省会ですぐさまフィードバックすることで、学生がより能動的に授業を取り組む姿が見られます。
カフェスイーツ上級科、パン上級科、和菓子上級科も学科ごとにオリジナリティあふれるショップ・カフェを運営し、お客様から大変好評を得ています。今後も学生のやる気を全面的にサポートすることで主体性を伸ばし、学生自ら考えて行動するOutcomesを意識した授業展開を心がけ、中核的専門人材の養成に取り組んでまいります。
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コーヒーを通じて地域連携!!~地域活性化に向けた包括連携協定イベント開催~
京都製菓製パン技術専門学校の大岩です。
このたび、2017年8月27日(日)に新・太秦キャンパスの南向かいにある京都学園大学におきましてイベントを実施させていただきました。
このイベントは右京区役所、太秦病院、京都学園大学、そして我々大和学園の4者の知的・物的資源を活用し、
地域活性化を図ることを目的として2016年に締結した包括連携協定に基づき、京都学園大学の学園祭で実施されました。
当日は「コーヒーに親しむ ~淹れ方による味わいの違い~」をテーマに30分間の試飲ありの講義形式で行いました。
場所の都合上、20名限定のイベントでしたが、1回目、2回目ともに開始の30分前には定員がいっぱいになり、大盛況でした。
講義ではパワーポイントを使用し、コーヒーの木の栽培環境やコーヒー豆が入っているコーヒーチェリー、アイス・ホットコーヒーそれぞれ2種類ずつの抽出方法による味わいの違いを説明しました。まずは水から作る「水出しコーヒー」と熱いコーヒーを抽出し、氷で冷却する「急冷法」のアイスコーヒーの飲み比べをしていただきました。
コーヒー豆は抽出するお湯の温度が高いと苦み成分が出やすくなり、低いと出づらくなります。
ですので「水出しコーヒー」は苦みが少なくスッキリ爽やかな印象で、「急冷法」は酸味と苦みのバランスがとれた味わいになります。ホットコーヒーではペーパードリップと紅茶でおなじみのフレンチプレスで飲み比べしていただきました。
ペーパードリップでは紙のフィルターを使用するため、そのフィルターがコーヒー豆のオイル分を吸収し、クリアな味わいになります。フレンチプレスではオイル分も液体の中にしっかりと混ざりますので香り豊かで、口当たりがまろやかになります。
参加者のほとんどが毎日コーヒーを1杯は飲むというコーヒー好きの方々でしたので、
私の講義に真剣に耳を傾けられていたのが大変印象的でした。アンケートの中で新キャンパスのカフェやレストランにもぜひ、
訪れたいとの意見も多くいただきましたので、新キャンパスとともに、地域が活性化するようこれからも協力していきたいと思います。
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太秦キャンパスの夜景から
こんばんわ!
いよいよ学校法人 大和学園 太秦キャンパスがオープン。
本日引っ越しを開始!教職員も準備を進めています。
帰り際の夜景から、ご紹介します。
4月からは学生レストラン、カフェもオープン。
皆さん、お楽しみに!
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お菓子でCSV活動!製菓校の取り組みご紹介
京都製菓製パン技術専門学校でCSV活動の一環として行っているふれあいスイーツをご紹介いたします。
この行事は、学生が作ったお菓子を高齢者の方、及び施設関係者の方に提供し、お菓子の製造から提供までを通して社会に貢献する意義とホスピタリティ精神の醸成を目的として実施しています。今年度行った施設は3年目になりますが、毎年この行事を楽しみにされており、学生が作製するお菓子はもちろん、レクリエーションを通して学生とのふれあいも毎年とても喜んでいただいております。
学生は提供するお菓子を一から考案し、施設の方との話し合いの中で決定したお菓子5種を作製しました。衛生面に細心の注意を払いながらのお菓子の作製は普段の実習とは違った緊張感がある反面、でき上がった時の達成感はひとしおといった感じでした。
学生たちはお菓子やレクリエーションの考案という課題に対して真剣に考え、そのお菓子を提供することやレクリエーションを行うことで人の笑顔を創出し、社会貢献へとつながるという機会を経験することでお菓子作りや学びへのモチベーションが上がり、自身の将来についても考えさせられる良い機会になったと感じています。今後ますます高齢化が進む社会の中で製菓校の強みを活かしたCSV活動を継続して行ってまいります。