アクティブラーニングについて

アクティブラーニングというと学生が自主的に様々な課題に取り組んでいき、教える側が出来る限
りなく手を出さないイメージがありますね。

しかしながら、いきなり学生に任せるのではなく、最初の流れ等は、
教員も入り、必要な事はしっかりと予め指導し、基礎的な知識は教えておくことが重要です。

また、学生間で話し合わせる場合は、その場で考えさせるのではなく、事前に考える内容を伝えておき、メ
モしてきてもらう方が良いと思います。

例えばこの後期から始まる「よくわかるニュース解説」という授業においては、学生自身が考えたり、意見を述べあう内容で授業を行います。
授業の前の週には、翌週の授業内容の予告を行い、その問題等についてしっかりと考え、書面にまとめてくるよ
うにして行くこととも必要です。

また「卒業研究」においては、同じ学生ばかりがリーダーにならないように、ローテーションでリーダーやチーム内の役割が変わるような仕組みを取り入れています。

 

東京オリンピックを見据えて

2020年の東京五輪・パラリンピック開催が決まっています。

この決定によって、多くの人が胸を躍らせ、日本全体で「前へ進もう」といういい風が吹いています。私たちに夢や希望を与えるイベントであるとともに、景気も回復基調にあるなかで、食や観光をはじめとした学園各校に関連する分野の成長も大きく期待されます。

今後は、英会話力を持った人材の需要が高まるなど、専門的な技術・知識にプラスアルファの能力を持つ人材が求められると予測されます。

一方で、教育を取り巻く環境に目を向けると、4年後から進む18歳人口の減少を見据え、近隣エリアでの新たな学校の開校や学科新設が相次ぐなど、学齢人口の減少を待たずして、学校種を超えた競争は激化しています。さ

らに、企業の雇用に対する不安定感の高止まりや、早期離職者の増加など、課題も多く抱えています。また環境の大きな変化として、デフレ脱却への動きによる付加価値競争への転換や、事業目的が利益の追求から社会貢献へのシフト、ソーシャルメディアの普及によるステークホルダーとのコミュニケーションの活発化などがみられます。これらは、教育・就職・募集・アドミニストレーション機能それぞれに影響があると考えられ、社会の一員として今後の日本、また世界を切り拓く強い精神を醸成することが必要です。

 

大和学園 法人事務局 安原