宇治カフェ あむざ

岩本 みのりさん

ラキャリエール クッキングスクール
「カフェ・喫茶店開業クラス」2009年4月~8月受講

「宇治に来られる方々に寛げるカフェを提供したい」。
その一念で「カフェ・喫茶店開業クラス」を受講、さまざまな出会いや周囲の方々の温かな支えによって、起業・開店された岩本みのりさんを訪ね、いろんなお話を伺いました。

開店までの経緯は?

地元の宇治は日々多くの方が来られる観光地ですが、寛げるカフェが少なく「いつかは私が」と思っていました。その思いは友人たちによく話しており、飲食店に勤めたこともない私を心配してくれたのでしょう。「開店するなら手伝うよ」と言ってくれる人も増え続け、ひとり息子が中学生になるのを機に決心。ラ・キャリエールの「カフェ・喫茶店開業クラス」受講中から準備し、2009年9月にオープンしました。
友人たちも実際に手伝ってくれ、「宇治ならではのカフェ」という永年の夢が"有言実行"できたのは周囲の支えのおかげ。心から感謝しています。

日々心がけているのは?

お客様が来てくださるのが本当にうれしくて、一人でも多くの方に「ありがとうございます」と言えるよう、時間が許す限り店に立つようにしています。
またご旅行の方々には「宇治に来て良かった」と思っていただきたいですから、ゆっくり寛げる空間づくりを日々心がけています。加えてシェフはフレンチやイタリアンの経験豊富なプロフェッショナル。その腕前を存分に活かしてもらえるよう、宇治の抹茶を使ったメニューのアイデア提供などにも努めています。

受講中の学びで役立っているのは?

飲食業の経験がない私でしたから、「カフェ・喫茶店開業クラス」で得た知識や技術のすべてが役立っているのはもちろん、"オープンまでにすべきこと"が見えたのが、とても心強く感じました。なかでも女性の起業を対象にした公的融資に関する指導をはじめ、経営計画がしっかり策定できたのが最大の収穫。おかげで宇治の一等地にこの広さのカフェを開店、1年で多くのお客様をお迎えすることができました。

オーナー写真clip

岩本みのりさんの一日の流れ

  • 中学2年生の息子を送り出したあとの10時から11時の間に出勤、開店準備を行う。
    厨房を任せるシェフは9時頃から仕込みをしている。
  • 開店は11時。ほぼ毎日、午前中は店の前で旅行者へのチラシ配りなどの集客活動を行う。
  • ランチタイムは満席になることが多く、スタッフと共にホールサービスを行う。
  • 午後、店の状況が落ち着いたらオフィスで経理の事務仕事やイベントの企画・調整・連絡などのデスクワークをする。
  • 所用がなければ閉店の21時まで店でホールサービスを行い、後片づけをしてから帰宅する。

お店の詳細

店舗外観

宇治カフェ あむざ
 宇治市妙楽1-1 宇治橋ビル2F Tel.0774-39-7605
 営業時間/11:00~21:00(LO.20:30)月曜定休

古今和歌集や源氏物語に登場し"日本三古橋"のひとつに数えられる宇治橋。
そのたもとにあるビルの2階、2009年9月にオープンしたカフェ。店内に広がる窓には宇治川の流れや橋周辺の風情ある街並みが映る。
宇治茶を用いたドリンクやデザート、フードはもちろん、定期的に開催されるピアノやギターなどのライブも人気。開業・運営に際しては、岩本みのりさんが代表取締役として都のたつみ株式会社を設立。