中期計画
2021年度から2023年度における中期計画
TX(Taiwa Transformation)~taiwa vision100 2nd stage~
◆大和学園は2031年の創立100周年に向け、長期ビジョンとして「taiwa vision100」を発表。ここで掲げた未来像を実現するため、第10次中期計画(2024年度~2026年度の3年間)を策定しました。第10次中期計画は、「TX(Taiwa Transformation)~taiwa vision100 2nd stage~ 」をテーマに掲げ、1st stageの取り組みをさらにtrans(超越)させることで、好循環を創出していく3年間とします。
◆わが国では2023年上半期の出生数が2000年以降で最少を更新し、少子高齢化が急速に進行しています。そのため、今後は社会人や外国人留学生など様々なバックグラウンドを持つ学生への対応にも注力します。そして、持続可能な学園・学校へ発展するため、各校・各学科の定員充足を最重要課題と位置付けながら、既存学科の再編、見直し、新規学科の開設や新規プログラム(リカレント・リスキル等)にも取り組みます。
◆さらに、生成人工知能(生成AI)をはじめとするデジタル分野では目まぐるしい勢いでイノベーションが進むなど学園を取り巻く環境は不透明感を増す状況ではありますが、これを変化の機会と捉え、掲げたビジョンの実現、目標の達成に向けて学園グループが一体となり、「個々の力を全体の力に」様々な課題へ果敢に取り組みます。さらに、産学連携も企業・団体等とそれぞれの強みを生かしながら連携し、共存共栄するエコシステムを構築し、事業の視点を広げ高めることで新たな価値を創造します。
◆計画全体を貫く基本的な観点・考え方(キーコンセプト)は、引き続き「グローバル」「DX」「リンク」とし、さらなる深化を図ることで創造と変革につなげます。また、これまで取り組んできたtaiwa流働き方改革を軸とした教職員が教えやすく、学生が学びやすい職場環境・教育環境づくりを継続し、taiwaプライドの醸成と安心・安全な職場環境づくりに取り組みます。
重点施策
1わが国の職業教育の先頭を行く、世界水準の教育・研究の展開
【 教育 】ホスピタリティ分野で高度な「実践力」と「創造力」を有する人材の養成
- 国際通用性の高い職業教育による職業実践力の向上
- 新たな価値創造に向けた『総合知』の獲得(俯瞰的な視野、分野横断的で多様な『知』の集結)
- 専門分野における研究活動の推進
- 多様化する学生に応じた個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実
- 点検評価制度の再構築(保護者、事業所評価、第三者評価)
- 産業界との連携等によるリカレント教育の充実
- ICTツールやVR・メタバース等先端テクノロジーの利活用
- グループ校連携による教育資源の相互利活用
- 退学率の低減に向けた対策の展開
- 学生参画型の行事イベントの充実・強化
- 保護者との連携と情報発信
- 各校スタンダード(行動規範)の励行
【 キャリア 】ホスピタリティ業界で活躍し続ける人材の輩出
- 第一希望進路の実現にこだわった丁寧なキャリアサポート
- 早期からのライフデザイン力醸成
- 留学生に対する就職サポートの強化
- 他の教育機関との連携やダブルライセンスプランの促進
- 同窓会ネットワークの充実
- 就職先事業との関係強化(採用・育成)
【 学生募集・広報 】世界中から意欲の高い学生の受入
- 学校の価値に重きを置いたマーケティング展開
- ターゲット別学生募集の強化
- 発信力のさらなる強化による学園および各校の認知度向上
- 募集選抜型から接続型へのシフトによる入学希望者との関係強化
- 学園理念ビジョン等の周知および学校教育活動の可視化
- 国内および海外向けプロモーションの強化
【 産学公連携 】産学公連携によるtaiwaホスピタリティエコシステムの構築
- 高等学校や日本語学校、海外教育機関との連携強化
- 社会人等の学び直し(リカレント・リスキル)促進
- 各連携校、連携機関とのプロジェクトの推進
- taiwaホスピタリティエコシステムの仕組み作り
2次代の生涯学習、産業・地域支援を担う新たなポジショニング確立
【 産業・地域支援 】ホスピタリティ産業振興センター・地域健康栄養支援センターの成長、発展
- 学園の教育資産やノウハウを活用した産業・地域支援活動の展開
- 地域密着による健康支援の強化
- 学園グループ校連携による活動の充実
- 各センターの活動成果発信等による認知向上と活動の拡大・充実
【 生涯学習 】生涯学習事業の持続可能な発展
- 新たなブランドとポジショニングの確立による持続可能な運営
- 受講生ニーズに応じたコンテンツづくりと体系化
- 受講生満足度を高めるインストラクション技法の改革
- 1Dayレッスンやオーダーメイドレッスン等のイベント企画・運営
3安全・安心・信頼の組織体制と競争優位の確立
【 人財 】学園ビジョンを具現化する人事戦略の推進とダイバーシティ&インクルージョンの実現
- 学園ビジョンの実現に資する優秀な人財の採用と育成
- 人的資本価値の最大化と最適化
- 頑張りが認められる処遇の実現と働きがいのある職場づくり
- 教職員の上位学位および資格の取得など教職員の資質向上
- 多様な働き方の実現と適切な労務管理
- 健康経営の推進によるウェルビーイング向上
- ハラスメントを許さない教育・職場環境の創出
- 衛生委員会を中心とした適切な職場環境の維
【 財務 】次なる成長につながる安定的な財務運営
- 収支均衡を図る安定的な予算編成及び戦略的な財務計画の策定
- 3・3・3の原則に基づく厳格な支出管理による適正な予算執行と予実管理の徹底
- 施設設備の投資における10ヵ年計画の策定と計画的かつ柔軟な設備投資の推進
- 委託事業等外部資金の獲得促進による多様な収入源の確
【 情報 】ICTを活用した生産性の向上と安全性の高い情報環境の構築
- 情報セキュリティ対策の強化
- 教職員の情報リテラシーの向上
- 生産性向上につながるICTの活用
- 各キャンパス情報ネットワークの活用促
【 危機管理 】安心・安全な職場環境を実現する危機管理体制の構築
- 危機を未然に防ぐ訓練・講習会の実施
- 教職員・学生の危機管理に対する意識の向上
- 危機管理規定・事業継続計画(BCP)・各種マニュアルの適切な運用と浸透
- 各キャンパスの施設・設備の安全管理の強
【 SDGs・CSV 】SDGsの推進など社会課題の解決や社会貢献につながるCSV活動の充実
- 社会課題の解決や社会貢献につながるCSV活動の充実
- 教育事業を通じたSDGsの達成への貢献
- SDGsに関する取り組みの質向上
- 省エネ・節電効果のある脱炭素アクションと環境負荷に配慮した施設の活用
- 地域社会に寄り添った学校運営の推進
- CSV推進委員会を中心とした新たな活動の展開
【 新規事業・DX 】学園の将来を担う新規事業の創出
- コア事業を軸とした次なる成長に向けた事業の創造
- 新学科の開設と既存学科・専攻・コースの再編
- 創立100周年プロジェクトの推進
- 専門学校教育や、学校運営業務におけるDXの推進