『鳥の目』『虫の目』『魚の目』常に全体を見渡せ、周りを把握できる眼力をつける。

こんにちは。京都栄養医療専門学校で調理を担当しているKです。

私が担当している実習関係の授業では絶えず、周りに危険が付きまとっているので、常に緊張感を持っての学生指導が必要です。

今回は、実習場での事故を未然に防止するという観点から、常に実習場全体を把握し、全ての周りを見極め、危険が起こる可能性のある状況に対して、未然に対応するための心構えについて書かせていただきます。

『鳥の目』、『虫の目』、『魚の目』という言葉があります。この言葉は普段は経営の中で使われますが、実習の中でも考えることができます。

『鳥の目』とは、大所高所から広い視野でもって物事全体を見つめていくことで、実習場においては、常に学生全体をよく見て、把握する必要があります。

また、『虫の目』とは、足元を見つめ直すという意味で、虫の目のように低い位置から見てみると、上からは見えなかったことも見えてきます。つまり、一人ひとりの学生に対して、個々の行動を把握し理解することも必要になります。

 

『魚の目』とは、時代の流れを見極める目という意味ですが、魚は目では見ることのできない川の流れを体全体で感じ取っています。実

習の流れの中でその時々を頭だけでは無く、体全体でよく理解し、把握をすることも必要になってきます。これら3つの視点においては、個々に行なうのではなく、同時に、行っていくことが危険防止という面から必要になってきます。

実習場全体の把握は、『鳥の目』、学生一人ひとりの行動の把握には『虫の目』、実習の流れの中での状況の把握には『魚の目』、今後もこの3つの目を活用して、事故ゼロで想定外を無くし、学生にとって安全で知識・技能が身に付き、満足度の高い事故ゼロの授業にしていきたいと思います。

 

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