京都製菓製パン技術専門学校校長挨拶【農場協会の農業実験実習講習会・農業教育研究会を開催】

8/20(火)、8/21(水)の2日間にわたり、京都製菓技術専門学校で「平成25年度 全国高等学校農場協会近東支部農業実験実習講習会」並びに「平成25年度 京都府高等学校農業教育研究会第1回研修会」が実施され、京都府・滋賀県・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・岐阜県・愛知県・三重県の2府7県の農業高校の現場で働く教職員の皆さま、35名が来校されました。

この講習は、高等学校における農業教育の充実と振興を図り、農業高校の現場で働く教職員の皆さまの専門教育に関する知識・技術を習得し、指導内容の充実と向上を図るためのもの。

今回は綾部高校の先生方がご担当ということと京都らしさを感じられるということで、和菓子の実習も含めたお菓子づくりに関する要望もあり、京都製菓技術専門学校で開催することになりました。

2日間のスケジュールは以下のとおりで、高校現場のニーズを踏まえて、実施をさせていただきました。

【1日目】
開講式 → 洋菓子実習 → 管理栄養士の現状と専門学校教育について → 京都製菓技術専門学校・京都調理師専門学校について
【2日目】
和菓子実習 → 京都調理師専門学校 校内見学 → 閉講式

さて、講習会の様子ですが
1日目は、京都製菓製パン技術専門学校 校長 鮫島校長先生のご挨拶もあった開講式のあと、カフェスイーツ上級科学科長 小笠原先生による「洋菓子実習」を実施しました。

『ガトーショコラ』『クロッカン』の実習と『バタークリーム』のデモ&試食を行いました。
メニューは高校での実習現場を踏まえ、バリエーションのききやすい『ガトーショコラ』とあまりが出やすい卵白の活用の提案として『クロッカン』を実習でつくりました。

小笠原先生のポイントをついたわかりやすい説明も好評で、

実習時の手際のよさや段取りのよさといったところも参考になったようです。

また、高校での製造・販売の参考に『バタークリーム』のデモンストレーションも実施し、ナッツやフルーツ、チョコレートなどを加えたバリエーションも試食。「初めておいしいバタークリームに出会えて感動」という声もいただきました。

 

「管理栄養士の現状と専門学校教育について」では、京都栄養医療専門学校 栄養士科学科長

石伏先生による熱い熱いプレゼンテーションで京栄校での教育の取り組みや病院管理栄養士の重要性をお話しいただきました。

近年、管理栄養士や栄養士をめざす学生も多いということですが、京栄校の管理栄養士国家試験の合格率の高さやNSTの様子などに関心もあり、今後の進路指導の参考になったようです。

 

2日目は京菓子上級科学科長の堀内先生による『和菓子実習』。
メニューは『焼き饅頭』『せせらぎ』『梅実糖』『練りきり(試食)』。

和菓子の実習体験は初めての方も多く、貴重な体験ができたといった声もあり、満足していただけたようです。
また、つくるだけではなく、材料に関することや京都らしさ、地域らしさといった説明も
興味をもって聞いていただけました。

農業の現場では第6次産業化が進んでおり、農業高校の教育にも新しい取り組みや技術の指導が必要とのお話も伺いました。これまで料理に関する講習会が多かったようですが、今回の講習会でお菓子づくりの専門知識や技術が取り上げられ、それに大和学園や京都製菓技術専門学校が関われたことや、参加された方々から「すぐに現場で活用したい」という言葉をいただき、職業型実学教育を実践する大和学園の教育メソッドが今後の農業高校での教育に活かされ、この講習会を実施した大きな意義があったかと思います。

また、この講習会をきっかけに、今後も様々な農業高校との連携を深め、講習会や技術指導だけではない新たな人材育成や教育メソッドに発展できればとも思います。


最後に、当日ご協力をいただきました京調校・製菓校教職員の皆さま、ありがとうございました。講習会参加の皆さまも有意義な時間を過ごしていただけたと思います。

また、農業高校の先生一人ひとりと名刺交換させていただいた中で日頃の学生指導や進路ガイダンス、PTA講習会などに対し、お礼や感謝のお言葉もたくさんいただきました。

無事、講習会が終了できましたのも、日頃から高校関連・学生募集関連のご対応をいただいております大和学園の皆さま一人ひとりのおかげです。深く深く感謝申し上げ、実施の報告とさせていただきます。

 

京都製菓校長が活躍!「ひろしま菓子博2013」に製菓校が工芸作品を出展!

この度、ひろしま菓子博2013に製菓校より大型工芸作品を出展いたしました。この博覧会は日本最大のお菓子の祭典として1911年(明治44年)に「帝国菓子飴大品評会」という名称で第1回が行われ、今回で26回目を迎えます。会場では全国より集められたお菓子の展示・即売や、和・洋菓子店、ホテルなどが製作した工芸菓子が披露され、合わせて品評会も行われます。

京都製菓製パン技術専門学校の出展作品は日本三大祭の「祇園祭」をテーマとし、

京都の専門学校にしかできない和と洋を融合させた作品製作に取り組みました。

これほどの大型の作品製作は大半の職員が初めての経験で、鮫島副校長を中心に2月中旬から製作を開始しました。

直径120㎝の土台作りに始まり、11基の山鉾、八坂神社の楼門、神輿、大小様々な花など、作品を彩る様々なパーツの製作を行い、2カ月の期間を費やして高さ150㎝に及ぶ他に類を見ない作品が完成しました。

出来上がった作品は、京都から広島まで約8時間かけて運搬し、細心の注意を払って会場に搬入を行いました。無事セッティングを終えた時には、安堵の気持ちでいっぱいでした。

今回の出展は、製菓業界、関連産業への貢献のみならず、

全国から訪れる来場者に大和学園の技術力をアピールし、カテゴリーリーダーとしての地位を示す良い機会であったと思います。出展に際し、多くの先生方のご協力、ご支援をいただき誠にありがとうございました。

今後も様々な形で業界に貢献していくとともに、今回の経験を学生指導にも活かしていきたいと思います。

京都製菓校長

京都製菓鮫島校長自ら対応

京都製菓製パン技術専門学校入学式校長挨拶等

4月2日(火)に、「京都製菓製パン技術専門学校 入学式」がウェスティン都ホテル京都(瑞穂の間)において、盛大に挙行されました。2013年度入学生は、2年制132名、1年制60名、1.5年制50名の計242名、

そして約130名の保護者の方々に出席いただきました。

あいにく当日の天候は曇りでしたが、開場前の早くから緊張と期待に満ちた表情の新入生や保護者の方が続々と集まり、教職員一人ひとりが晴れやかな笑顔で迎えました。

京都製菓製パン技術専門学校校長と教員

式典が始まると、会場内は厳粛な雰囲気となり、国歌斉唱・学園歌斉唱のあと、学校長式辞、そして学園長より祝辞をいただきました。また今年度より、京都製菓製パン技術専門学校でも在校生から新入生に対して「歓迎のことば」を盛り込みました。

在校生からの言葉では学生生活についていろいろとアドバイスを述べ、新入生も真剣に聞き入っている様子でした。

そして、入学生宣誓では、が「製菓・製パンの技術や知識に加え、お菓子づくりを通して人に奉仕し、人を幸せにする“おもてなしの心”をもった製菓衛生師となるために、常に高い目標を掲げ、精一杯、取り組んでまいります」と堂々と宣誓してくれたのがとても印象的でした。

また、恒例となっている教職員紹介では、真っ白なコックコートをまとった新入生の担任・副担任13名、非常勤講師1名の計14名が登壇すると、会場内は大きな拍手に包まれました。それぞれの各先生よりこれからの学校生活や製菓・製パンに関する授業のことなどのメッセージが送られました。

最後に京都製菓製パン技術専門学校田中校長よりご挨拶をいただき、

新入生にとっても、保護者にとっても思い出に残る式典になったのではないかと思います。

京都製菓製パン技術専門学校田中校長

授業がスタートして、約1ヶ月が経ちました。学生たちの期待や意欲に応えられるよう教職員一同、新たな気持ちで学生指導や支援に努めていきたいと思います。

 

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