「京調校」カテゴリーアーカイブ

京都調理師専門学校で働くということ。

こんにちは!京都調理師専門学校 教員のUです。

京都調理師専門学校の先生ってどんな働きかたをされているの?という質問を

よく就職活動の学生さんからいただきます。今日はそんな疑問にお答えしたいと思います。

学科の教員の先生方はそれぞれが専門とする料理分野があり、

あらゆる国の料理の考え方や人生観などをもった人材が集まっています。

そんな、個性あふれる京調校学科の働き方改革を、料理業界にたとえ、2つご紹介させて頂きます。

①『さ・し・す・せ・そ』

皆様もご存じの通り、料理を作るには基本的なルールや順番があります。しかし現代では、科学的に証明された新たな調理法や考え方などを取り入れることは大変重要です。また、料理現場を支えるのは、若い人材達。そういった人材のパワーやフレッシュな意見を取り入れた運営、経営することが良い店づくりにおいて大切です。

そこで! → 思い込みや考え癖(思考パターン)をぶち壊す!!

業務を行う中での根本的な考えを取り壊し、新たな発想でものごとを考え、効率よくできる方法を常に考えています。さらに、不要な業務であると判断したものを思い切って廃止、また改善を積極的に行っています。

②『ともに働く人、家族』

料理業界では、共に働く人を家族と考えます。本当の家族より一緒に過ごす時間が長く「まかない」などの食事も共にします。まかない=コミュニケーションをとる場所、仕事を楽しく行うための休息。また、スタッフの関係は厳しい上下関係のもと成り立っていますが、「上下」だけではなく平等でフラットな「家族」と考え、常にスタッフが楽しく働ける環境こそが、お客様に喜んで頂ける良いお店になると考えています。

そこで! → 一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために!!

業務中だけでなく、食事の時間なども教員同士がコミュニケーションをとり、業務の目的や考え方など常に共有することに取り組んでいます。常に相手の立場に立ち、物事を考え、「助けあう」という根本的な考え方の徹底を改めて行っています。

今回は当たり前の行動や考え方の改善をご紹介させて頂きました。まずは、これまでの取り組みを見直し、改めて学科全体での意識統一、一致団結し、より良い職場環境の構築に努めてまいります。

 

すべては共に働く仲間のため、京調校で学び卒業する学生のため!

学生の目線で考えることの大切さ。

こんにちは!

京都調理師専門学校 管理部のMです。

今日は「学生の目線で考えることの大切さ」についてお話ししたいと思います。

 

これまで自ら経験したことを踏まえて、様々な状況に対応出来る準備を事前にしておくことや、予想外の状況に陥った際、柔軟に対応出来る力を日頃から身に付けていることが大切だと改めて感じています。

私が携わっている業務の中に、日本学生支援機構の奨学金に関する業務がありますが、先生方のように、日頃は学生と接する機会があまり無いため、申込から卒業前までの手続きについての学生指導には、頭を悩ますことも多くあります。

今年の入学生では、誓約書に【緑色のボールペンで名前を記入】【印鑑の上下を逆に押印】 など、私の常識では考えられないことが起こりました。そのような学生に対して、

一瞬唖然とする一方、いかに自分を中心として事前の説明を行っていたか、学生の目線で物事を考えていなかったのだと気付きました。

 

この業務には10年以上携わっていますが、担当となった当初の頃と現在の学生とでは、同じような対応では理解させることが難しいと実感しています。

 

自分にとっては当たり前のことであっても学生にとっては初めてのこともあるでしょう。読むことを極力嫌う現在の学生に対して、より見やすく解りやすい説明文を作成するなど、まだまだ試行錯誤の中で指導を続けています。

将来社会に出た時に学生が想定外のこととして困らないよう、学生の目線に立つことを忘れず、今後も一つひとつ丁寧に指導を行っていきたいと思います。

学生対応

専門学校のアクティブ・ラーニング〜今、求められる「授業改革」〜

京都調理師専門学校のSです。最近は、アクティブ・ラーニング研修会に参加させていただきました。
テーマは、「なぜ、今アクティブ・ラーニングなのか?」ということで、お話を伺いました。

アクティブラーニングとは?

まず、「アクティブ・ラーニングとは…」ですが、文科省の用語の定義によると「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である」とのことです。

 

今回の研修の目的は、

 

  1. これからの新しい社会の中で「生き抜く力」について認識する
  2. 「教育改革」の背景を確認する
  3. 「アクティブ・ラーニング型授業」の重要性を理解する

ことでした。

既に高等学校では、アクティブ・ラーニングに関しての取り組みが推進されており、いくつかの事例を基に紹介がなされました。特に、隠岐島前高校の、明日の地域を担う人材育成を目的とされた取り組み「地域生活学:地域社会における自立と協働を学ぶ科目」や「グローカルヒストリー:地域と世界両方の視点から歴史を学ぶ科目」などは、学校のみならず地域の活性化にもつながるCSV的な活動として大変興味深い内容でした。

(隠岐島前高等学校HP:http://www.dozen.ed.jp/

専門学校の授業でのアクティブ・ラーニングはどうなるか?

専門学校の授業は、特に実習科目を中心に既に「アクティブ・ラーニング」を実践しているところも多いですが、講義科目についても取り入れていくことで、「社会で自立して活動していくために必要な力」を醸成できると考えます。
京調校では、一般開放している「レストラン実習」と講義科目を連動させた新たな科目「レストランプロジェクトマネジメント」を新設しようと、現在カリキュラム検討WGにて議論しております。

その中で、アクティブ・ラーニングによる学生の主体性をさらに高める取り組みにチャレンジしようとしていますが、他にも「スモールスタート」で少しずつでもアクティブ・ラーニングを増やしていければと考えます。ただ、その際は、アクティブ・ラーニングの展開を目的にするのではなく、あくまで教育効果の最大化という視点で考えていくことを忘れずに進めていきたいと思います。

資料の中にもありますが、近い将来、「課題解決」「問題発見」が得意で、自分からどんどん学べる、主体的なスーパー高校生が入学してくることは確実です。今後アクティブ・ラーニングを受けてきた「高校生にも選ばれる学校」になるために、頑張っていきたいと思います。

【インタビュー】広報における映像の活用~youtubeでの展開について~

本日は広報担当者のインタビュー形式でお伝えします。

ニューヨーク近代美術館に収蔵してほしいくらいの動画ができました。

まずはこちらをご覧ください。

いかがでしたでしょうか?
調理師としてのカッコよさがビシビシ伝わってきませんか?

目を付けたのがyoutube

今回の作成にあたり、実際に指揮をとられたO部長(以下:O)に制作にかけた思いをインタビューしました。

インタビュアー(以下:イ):今回の動画、素晴らしい出来栄えだと個人的に感じております。制作するにあたってまずは何に重視されましたか?

O:京調校は競合校と比較して認知度が低いです。それを解消するためには不特定多数の人に京調の名前をしってもらう必要があります。そこで私が目をつけたのが、調理師としてのカッコよさや校名を映像で魅せることができる動画の作成とyoutubeでの動画配信です。国内のyoutube利用率は77%、特に10代では90%と学生募集のツールには欠かせないSNSです。youtubeで動画を配信し、まずは京調の名前を知ってもらうこと、また在校生や卒業生にも、愛着と誇りをさらにもってもらいたい、そういった思いで制作しました。

イ:動画にかけるO部長のアツイ気持ちがよく分かりました。今後の動画活用術を教えていただけますか?

O:やはりより多くの人にこの動画を見てもらいたいので、オープンキャンパスのプログラム中に映しだしたり、SNSやガイダンスでも紹介するということをしていきます。今後もいろいろな動画を作成し、世の中に配信していきたいと思います。

イ:O部長ありがとうございました。みなさんもせひ動画を見ていただき、いいねを押してください。

オール京調校で学生募集!

今回の動画制作にあたり、ご出演いただいた先生方ありがとうございました。2018年もオープンキャンパスやガイダンスなどご協力いただくことになりますが、引き続きよろしくお願いいたします。

学生募集頑張ります!

 

日本食・食文化普及人材育成支援事業修了式のご紹介

こんにちは!生涯学習担当前川です。

本日は、この約1か月にわたり実施してまいりました、

日本食・食文化普及人材育成支援事業2017」の修了式をご報告します。

留学生の皆さんが、1か月でものすごい成長を遂げたプログラムを少しご紹介。

 

何をやってきたのか

いくつか、ピックアップしてご紹介しましょう!

 

酒造体験

実際に酒蔵に足を運び、日本酒の歴史や作られ方について学びました。

もちろん、試飲もしますよ。

 

農業体験

もちろん、農業も体験しちゃいます。

市場見学

これもだいじですね。早朝から、かなり見学しました。

実習

taiwaの教育メソッドの実習、こちらがメインです。桂むきもすっかりマスターです。

 

実際の作品たちも、少しだけご紹介。

 

いかがでしょうか?

 

そして昨日、無事修了式を終えました。

ラキャリエール校長田中、京都調理師専門学校校長仲田より感謝の言葉が述べられました。

修了証書も授与します。

最後はメンバーで記念撮影。

 

感極まるメンバーも・・・。

最後のそれぞれからの一言でも、皆さんが[it was awesome]、[it’s more than i expected!]など

本当にうれしい言葉でこのプログラムを総括してくれました。

 

ぜひ、taiwaの留学生をもっと増やしたいと感じた、この1か月でした。

今回のプログラム卒業生は、今後京都や東京、石川などの一流店にて来年2月まで修行することとなっています!

Good luck!!

You’re always welcome back to Taiwa as alumni.

【入講式!】日本食・食文化普及人材育成支援事業2017@大和学園、いよいよスタート!

こんにちは。生涯学習担当の前川です。

現在、農林水産省が進めている、先般も記事でご紹介した、「日本食・食文化普及人材育成支援事業」ですが、

昨日7月24日より大和学園での受け入れがスタートしました!

これから8月末まで、ラ・キャリエール クッキングスクール京都調理師専門学校にて、日本食の基礎技術を身につける研修を

行います。

 

今回は、世界から15人のシェフをお招きします。
出身国は、アメリカ、イギリス、カナダ、ブラジル、イタリア、シンガポール、バングラデシュの世界
7ヵ国。キャラクターもバラエティに富んでいます。
本事業の目的である、わが国の食文化の普及、食材の普及の強化を実現すべく、

大和学園ならではの、充実した研修になるように教職員一丸となって、取り組んで参ります。

 

 

入講式の様子を、写真でご紹介します。

京都新聞さんも取材にお越しいただきました。ありがとうございます。
※通訳として、大和学園と京都市で連携した京都市認定通訳ガイドも修了生にもサポート頂きました!

 

キャリエールホテル旅行専門学校のキャリエールチャペルにて実施。

 

京都調理師専門学校仲田校長より、激励とご挨拶。

法人事務局田中事務局長より、大和学園の概要や京都の歴史等について英語でのプレゼン。

 

担当講師の紹介

 

留学生からの意気込み発表!

 

白衣の着こなしも、ばっちりです。

 

 

約1か月、頑張っていきましょう!

 

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日本食・食文化普及人材育成支援事業をサポートしています。

こんにちは!事務局の前川です。
今回は、京都調理師専門学校、ラ・キャリエールクッキングスクールが協働でプログラム開発した、
日本食・食文化普及人材育成支援事業(農林水産省バックアップ)」のご紹介。
先週6月30日には、開会式ということで、東京に出張してまいりました。

日本食・食文化普及人材育成支援事業、どんなプログラムなのか?

本プログラム、全世界から15名の日本料理を学びたいシェフを招聘し、 今後9ヶ月間ほどで日本(東京と京都)で研修を行うのです。

学生の出身国も、米国、英国、カナダ、ブラジル、イタリア、シンガポール、バングラデシュと

非常にバラエティに富んでいます。

 

大和学園はどのように関わっているの?

7月24日〜京都調理師専門学校とラキャリエールクッキングスクールの2会場でも受け入れを行い、
和食の研修を 大和学園主導で1ヶ月ほど行います。
(その後、菊乃井さん・京料理 木乃婦さん、祇園ささ木さんなど名店で各自修行)

大和学園の研修では、通常の調理技術指導はもちろん、衛生面の座学、

茶道、市場見学など充実のラインナップを準備。

 

増え続ける日本食レストラン

「和食」のユネスコ世界無形文化遺産登録も相まって、

海外では和食がかなり人気のようです。が、本当のmade in japan の和食を扱える料理人
はそういません。

一方、こんなデータもあります。

近年、日本食レストランは増加傾向にあります。

具体的には、約2.4万店(2006年)→約5.5万店(2013年)→約8.9万店(2015年)に増加。
そういった人材を、大和学園でも養成できるようこれから仕組みを作っていきたいなと思
っています。

今回は、そのきっかけとなればとも思います。

 

新キャンパスもある中で、世界中から優秀なシェフが集まる大和学園に、期待下さい!

 

 

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大和学園グループ校【京都私学振興会(私学振興賞Ⅱ)】の受賞!

こんにちは!事務局のYです。

この度、京都調理師専門学校・京都製菓技術専門学校が
京都私学振興会賞 私学振興賞Ⅱ】を受賞いたしました!

京都私学振興会賞は、日々研さん努力している私学関係者を顕彰するもので、私学振興賞・文化スポーツ活動賞・特別賞・
教育研究奨励金などの賞を設けて、 私学教育の充実発展に貢献した私学経営者や
教員・学校・クラブ・生徒・団体を顕彰しています。

私たちが今回受賞いたしました、私学振興会賞Ⅱは
特色ある教育計画を実施して成果をあげている研究グループ
又は学校に贈られるもので、京都調理師専門学校「レストラン実習」

京都製菓技術専門学校【カフェ&ショップ実践】が 特色ある教育計画を実施して成果をあげている授業として表彰されました。

 

 

来年は、京都・太秦に新キャンパスを開設予定!

京都から、世界に誇る職業教育を実践していることを、もっともっと皆さんに知っていただきたい!

さらにブラッシュアップをはかり 繁盛店を切り盛りできるすべての工程に精通した店舗実務に強い調理師養成を目指します。

 

 

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日本料理の調理技能認定制度、京調が日本初の取り組み開始!

皆様こんにちは。事務局のYです。

現在、学校法人 大和学園 京都調理師専門学校では、

TOW社と連携して、「日本料理の調理技能認定制度」をスタートさせています。

京都調理師専門学校がなんと、この取り組みは日本初なのです。

 

背景は?(TOW社HPより)

海外における日本食ブームに伴い、世界各国で日本食レストランが急増。

その中には、日本料理の基本をしっかりと学んだことのない料理人が 調理を行っているケースが少なからず見受けられます。 そうした状況を改善し、真摯に日本料理と向き合う人たちを増やしていくためには、 日本料理に必要な知識や技能を修得した海外の料理人を育てていく必要があります。

そのため、2016 年 4 月、農林水産省は「海外における日本料理の調理技能の認定に関する ガイドライン」を制定。

京都調理師専門学校も、国内外で日本食料理人を認定する「認定団体」として認められる運びとなりました。

 

日本料理アカデミーが行う独自の認定試験があり、仲田校長が審査をされました。

2017年5月30日に京都調理師専門学校で、外国人の日本料理人育成に取り組む
日本料理アカデミーが行う独自の認定試験があり、仲田校長が審査をされました。
試験では、大根の桂剥き30㌢、銀杏切りなど野菜を扱う技術や、
三枚おろしなど魚をおろす技術などが問われ、欧州出身の3人が合格し、
シルバーレベル」の料理人に認定されました。
合格した欧州出身の料理人の中から、京料理大使も認定。
将来は母国で料理店の経営を検討しており、海外に和食の良さをPRすることが期待されています!
ぜひ、頑張ってほしいですね。
※当日の様子は、翌日の朝日新聞や京都新聞の朝刊に掲載されました!