スポーツ栄養サポートチームの教育効果

京都栄養医療専門学校教員のMです。

現在、スポーツの現場に興味を持ち、栄養士または管理栄養士として活躍することを将来の目標としている学生は少なくありません。

一方、近年スポーツの現場にも食のサポートが必要であるとの認識は広まりつつありますが、まだまだ職として確立されているとはいえず、就職を希望する学生と現実とのギャップがあるのが現状です。

そんな中、京栄校ではスポーツ栄養の実践的な知識や技術のみならず、スポーツ栄養士として必要な考え方や心構えを学生のうちから学ぶ場として、スポーツ栄養サポートチーム(以下サポートチーム)があります。サポートチームでは学内勉強会、年間を通した高校サッカーチームのサポート、高校生を招いての学内調理実習などを実施しております。

スポーツ選手と直接かかわることで、学内の座学や実習では学ぶことの難しいコミュニケーション能力の向上や、自ら必要な知識やスキルを認識する貴重な機会となります。

また、サポートチームの活動を通して実際の現場を経験することにより、将来の職業としてのスポーツ栄養士をイメージしやすくなり、目標に向けて自身の課題を見つけ学習の意欲を高めることに繋がると考えています。

学生生活の中で卒業後の職業人としての意識や心構えを伝えることはとても難しいと感じておりますが、実際の現場を経験させることで、学生自らが考え行動することを促していき、学生の将来の目標達成に寄与していきたいと思います。

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