カフェ おさんぽさんぽ

土居 美樹さん

ラキャリエール クッキングスクール
「カフェ・喫茶店開業クラス」2012年4月~8月受講

手間を惜しまない手づくり"ごはん"と
自然な木の香りが自慢のカフェです。

開業までの経緯は?

約14年前に取得した調理師免許を活かし、保育園や福祉施設、社員食堂の厨房で働いていました。そんな中、飲食店ではないですが、次々に起業していく友人たちから刺激を受け、「自分は自宅を改装して”カフェ”を開業しよう!!」と決心したんです。でも考えてみるとノウハウはなく、何から初めてよいかもわからず、頼ったのがラ・キャリエールの「カフェ・喫茶店開業クラス」でした。おかげで受講修了から9ヶ月後の2013年5月、当店をオープンすることができました。

日々心がけられておられるのは?

お店は外装も内装も木をたっぷりと使い、自然や森をイメージして設計しました。お客様には「ここに来るとほっとする…」そう感じてもらえるような暖かい空間づくりを心がけています。また、ランチはすべて手作りにこだわった体にやさしいごはんです。コーヒーも一杯ずつ丁寧にハンド・ドリップしています。小学校1年生の娘が考えてくれた「おさんぽさんぽ」の店名のとおり、おさんぽ途中にぷらりと立ち寄っていただき、ゆっくり寛いでもらえる店でありたいと思っています。

受講中を振り返り役立っていると思うのは?

経営や厨房設計からコーヒーの美味しい淹れ方まで、先生方にたくさん質問しましたが、皆さん親身になって答えてくださいました。紹介いただいた厨房設備の会社では3Dのシミュレーション画像を見せてもらえ、実施設計に向けて良い勉強になりました。メニュー構成についても具体的なアドバイスを数多く受け、それが今とても役立っています。これからも試行錯誤は続きますが、カフェ運営の基本がしっかり学べているので、心強い限りです。

★愛媛県宇和島の郷土料理をアレンジした「特製さつまごはん」★

ご主人の出身地、愛媛県宇和島の郷土料理をアレンジした「特製さつまごはん」。焼魚をほぐしてペーストにし、出汁(だし)でのばして刻んだ糸こんにゃくを加え、ゴマ、大葉、海苔などの薬味と共に玄米入いりの”ごはん”にかけていただく1日5食程度の限定メニュー(日替わり小鉢・汁物・ドリンク付きで850円)。

自家製のてづくりパン

オーナー写真clip

土居 美樹さんの1日の流れ(例)

  • 夫と二人の子を見送り、家事をすませて9時頃から店に入る(住まいは2・3階)。
  • ランチの仕込みから始め、月水金は友人が運営する福祉施設のお弁当(職員用)を調製する。余裕のある日は自家製のケーキやパンを焼く。
  • 10時にパートタイムのスタッフが出勤し、ランチタイムが始まる11時30分に開店。土居さんは調理を主に担当。
  • 14時からカフェタイムとなり、子が帰宅する17時にあわせて閉店。
  • その後は”母親&主婦”となり、必要に応じて23時頃から店に戻り、翌日の準備をする。食材の仕入れは宅配が主。

お店の詳細

店舗外観

カフェ おさんぽさんぽ
 京都市右京区西院追分町1-20
 Tel.075-888-0300
 営業時間/11:30~17:00(ランチは14時まで) 日曜・祝日定休

住宅街にある自宅改装型のカフェ。調理師経験を活かした「特製さつまごはん」をはじめ、タコライスや豚肉の生姜焼き、キーマカレーなどの手づくりランチが好評(全品ドリンク付きで850円)。自家製のケーキやデザート(400円から)、有機栽培豆のコーヒー(380円)も美味。