中期計画
2021年度から2023年度における中期計画
レジリエント・アカデミー~ taiwa vision100 1st stage ~
大和学園は2031年に創立100周年を迎えます。将来の予測が極めて困難な時代だからこそ、進むべき方向を示すことが必要と考え、2030年までの長期ビジョンとして「taiwa vision100」を策定しました。
そして第9次中期計画は、「レジリエント・アカデミー ~taiwa vision100 1st stage~」をテーマに掲げ、素早いリスク対応や変化への適応によりさらなる発展を遂げるためのしなやかな強さである「レジリエンス」を備えた学園づくりに向けて、心をひとつに総力をあげて取り組む3年間として位置付けます。
まず職業教育については、わが国の職業教育の先頭を行く世界水準の教育・研究を展開することで、ホスピタリティ分野で高度な「実践力」と「創造力」を有する人材を養成します。そして、世界中から意欲の高い学生の受入を促進し、業界で活躍し続ける人材を輩出します。
生涯学習、産業・地域支援は、産学公をはじめとしたステークホルダーとの連携強化や、CSV活動の充実による社会と学園との共有価値の創造など、次代に向けて新たなポジショニングを確立し、持続可能な発展につなげます。
学園運営においては、人財、財務、情報、組織それぞれの取り組みを強化するとともに、学園のコア事業を軸として次なる成長に向けた事業の創造にも着手し、安全・安心・信頼の組織体制と競争優位を確立します。
また、計画全体を貫く基本的な観点・考え方として、「グローバル」「デジタルトランスフォーメーション(DX)」「リンク」をキーコンセプトに掲げ、これらを念頭に置いて業務を進めます。
重点施策
1わが国の職業教育の先頭を行く、世界水準の教育・研究の展開
【 教育 】 推進項目
- 実践力と創造力を醸成する教育の深耕
- 養成する人材像に基づく教育と各学科3つのポリシーの徹底
- ハイブリッド型学習による教育の高質化・均質化
- 専門分野における研究活動の推進
- 多様化する学生に応じた公正に個別最適化した学びの提供
- 点検評価の新指標策定とその活用
- 学生の継続した学びを支援するモチベーティング強化
- 専門職大学の開学準備
- 新学科の開設と既存学科・コースの再編
- 社会人等の学び直し促進
- 専門高校や日本語学校、海外教育機関との連携協定の締結
- 産学公連携によるtaiwaプロフェッショナルネットワークの構築
【 キャリア 】 推進項目
- 第一希望進路の実現にこだわった丁寧なキャリアサポート
- 早期からのライフデザイン力醸成
- 留学生に対する就職サポートの強化
- 卒業生の就職先定着率把握の仕組みづくり
- 他の教育機関との連携やダブルライセンスプランの促進
- 卒業生のtaiwaプライド向上
【 募集 】 推進項目
- 学校の価値に重きを置いたマーケティング展開
- エリア別学生募集の強化
- 学生募集プロセスのスマート化
- 発信力のさらなる強化による学園および各校の認知度向上
2次代の生涯学習、産業・地域支援を担う新たなポジショニング確立
【 生涯学習 】 推進項目
- 新たなラ・キャリブランドの確立
- 受講生ニーズに応じたコンテンツづくりと体系化
- 受講満足度を高めるインストラクション技法の改革
- オンラインを活用した企業・大学向け講座の確立
【 産業・地域支援 】 推進項目
- 行政委託事業や企業プログラムへの積極参画
- 教育資産を活用したコンサルティング活動の強化
- 地域密着による健康支援の強化
- 学園グループ校連携によるラインナップの充実
- 社会課題の解決につながるCSV活動の充実
3安全・安心・信頼の組織体制と競争優位の確立
【 人財 】 推進項目
- 専門人材およびグローバル人材の採用と育成
- 教職員の資質向上と強みの見える化
- 多様性が受容される組織や多様な働き方の定着
- taiwaホスピタリティプロジェクトの運用
- 頑張りが認められる処遇の実現
- 教職員の上位学位および資格の取得
【 財務 】 推進項目
- 戦略的な財務計画と設備投資の促進
- 補助金等外部資金の獲得促進による収入源の多様化
- 学生・受講者にとって利便性のある学費支払制度の導入
- 専門職大学設置必要経費の早期確保
【 情報 】 推進項目
- 生産性向上につながるICTの活用
- 各キャンパス情報ネットワーク環境の充実
- 情報セキュリティ対策の強化
【 組織 】 推進項目
- 安全・安心の教育・職場環境の維持
- 競争優位につながるキャンパス充実と環境負荷に配慮した施設の活用
- 事業継続計画(BCP)の適切な運用
- 各部署における意思決定の見直し
- コア事業を軸とした事業の創造