学園概要

2011年度 各校運営方針

2011年度 キャリエールホテル旅行専門学校 運営方針
ホテル・旅行・ブライダル分野のリーディング校を目指して

いよいよ今年度は、大和学園が創立80周年の記念すべき年を迎えます。また、本校が、生涯を通じて自分を磨き高め、魅力と輝きにあふれる職業人養成を目指して国際文化観光都市・京都の地に開校してから、ちょうど20年の節目の年になります。

その間非常に苦しい時代もありましたが、資格と就職に強い学校づくりを目標に教職員が一丸となって、着実に職業教育の実績を積み重ね、社会に貢献してまいりました。また、政府が推進する新成長戦略の中でも、特に観光立国日本の早期実現に貢献する人材の育成が急務とされており、今後も本校の役割は、ますます大きくなるものと考えられます。しかしながら、18歳人口の110万人台突入を目前に控えて、学校種を超えた高等教育機関の淘汰の時代が本格化する中、本校の学生募集は順調に推移しているものの、安閑としてはいられません。本校が今後も持続可能な発展を遂げるためには、学齢人口が低位安定するこれからの10年が、非常に重要な時期であるといえます。

歴史的な節目を迎える今年度は、これまでの学園及び本校の歴史を振り返り、教職員一人ひとりが職業人養成の本質を見極めたうえで思い切った改革と改善を断行して、飛躍の道筋をきちんと柱立てする年とします。そのためにも、社会や産業の先端的な情報を収集することを怠らず、いち早く変化を先取る教育や事業を企画し、スピードをもってこれらを実行・展開することで、真に社会に求められる新たな価値を創造してまいります。

本質を見極め、核心をつく教育の展開で本校の存在意義と競争力を高める

今年度は、「我々が推進する職業型実学教育は、今後も社会にフィットしていくか」という視点で教育や就職指導のあり方を再点検し、シンプルに「本質」を見極め、核心をつく教育と学校運営の最適化を図ります。そのためには、各学科の道標と各コースの教育目標の達成に焦点を合わせた科目間の整合性を図るとともに、学事日程、学則及び諸規則、シラバス、就職支援プログラム等の点検と改善を徹底して、教育理念に基づくビジョンと目標が好循環していく一貫した教育を行います。 

また、教員一人ひとりが資質の向上に努め、授業力と指導力を高めるとともに、学科の垣根を越えて就職、広報渉外等の他部署との連携を強化し、社会と産業の発展に貢献する有為な人材を養成することで、全国から志の高い入学者を集める学校の特色づくりに取り組みます。

本校の目指す教育の本質とは、お客様の喜びを自分の幸せと感じられる豊かなホスピタリティ精神の習得であり、職業人としての人間的魅力の醸成です。また、核心をつく教育とは、顧客満足度を高め企業の利益に貢献する実務能力と人の心を動かすコミュニケーション力を兼ね備えたプロフェッショナルな人材の育成です。入学から卒業まで継続してキャリエールクールスタンダードの啓発と実践に励むとともに、職業人としてのプロ意識や自立性、自発的行動力、職業倫理の醸成などの人間形成を重視した教育を展開して、“ホスピタリティマインドと人間的魅力を兼ね備えた強い人材”を養成します。加えて、高校、大学をはじめ産業界や公的機関等、社会の各層と連携し、本校が中心となって職業教育の多様な学習機会と高度な学習体系の構築を図ることで本校の存在意義を高め、職業教育の振興に努めます。そして、本校の教育・就職・募集における競争力を向上させて信頼度と知名度を高め、ひいてはブランド力の強化につながるよう、全力で取り組んでまいります。

本校の職業型実学教育の取り組み

今年度は、ホスピタリティを一歩踏み込んで表現するホスティング・スピリッツ(おもてなしの能動者精神)の習得を軸に、何事にも率先垂範する自発的意思の醸成とリーダーシップを発揮する能力の強化を図り、学生の社会人基礎力の向上を目指します。特に、課題や顧客への対応力を身につけさせるために、学び、考え、そして、行動する3つの力の育成を強化します。

そのために、参加型授業の展開やライブ感溢れる視聴覚教材の活用を推し進め、ハンズオン・トレーニングを軸とした実習・演習のさらなる充実を図り、確かな職業観が身につくよう、学外研修、インターンシップ、学校行事の魅力を強化します。学生の基礎学力を底上げするキャリスペ等のリメディアル教育については、対象となるグループが抱える課題に沿ったプログラムを実施するとともに、資格検定対策においては使い易く効果が高まるe-learningサービスの充実とその活用に力を注ぎます。さらに「聞く・話す」力を重視した英語教育を通じて、ホスピタリティを心と体で表現する学生のコミュニケーションスキルを磨き高めます。また、スマートフォンの普及によって、旅行の形態やビジネス様式が様変わりするため、情報教育においても産業界の最先端の取り組みを教育に反映させて、職業教育の鮮度を高めます。

ホテル学科では、実力の証となるHRS3級合格実績の日本一を維持するとともに、実習施設を有効に活用して科目間の連携と統合を図り、料飲および宿泊サービスにおける実学教育の専門化を推進します。そして、ベル、フロントクラーク、ソムリエ、バーテンダー等の主要職種に特化した実学教育や留学プログラムを充実させ、高い志を持った世界に通用するホテリエの養成を目指します。

旅行学科では、国内・総合旅行業務取扱管理者試験の全国一の合格実績を目指し、資格・検定試験に強いというポジショニングを確立します。また、幅広く旅行業界と連携して、旅程企画からセールス、添乗に至るまでの実学教育プログラムの開発と運営を行い、旅行実務を身につけたプロを養成します。さらに、エアラインや鉄道等観光の他職種を理解する教育プログラムをブラッシュアップさせて、出口を見据えた教育を展開してまいります。

ブライダル学科では、HRS、ABC、色彩等主要検定の合格実績を全国トップレベルに引き上げます。また、宴会サービス及び料飲科目や本校独自のブライダル専門科目を強化するとともに業界との連携を深め、多彩な講師の招聘やインターンシップの充実を図ります。また、新設したチャペル型セミナーホールを活用した本校独自の婚礼セレモニー教育の専門化を図り、学生のプレゼン力と表現力を伸ばすために、新たなブライダルビジネスモデルを提案する卒業研究発表会の開催を目指します。

そして、すべての学科において学生の課題解決力と学習意欲を高めるために、ライブラリーの多面的な活用を促進し、卒業後に企業の様々な課題に解決策を提案できるプロの育成を目指します。さらに、留学生奨学金制度の拡充やカウンセラーの設置、海外教育交流校との提携などを行い、留学生の受け入れを戦略的に進めて、アジア・太平洋地域を代表するホテル、旅行、ブライダル分野の専門学校として、世界に開かれた本校の未来を創出します。

就職支援と学生募集の強化で、入口と出口を見据えた学校づくり

就職支援については、この厳しい環境下において学生の第一希望事業所への就職を実現するために、面接、ディベート、筆記における学生個々の能力を高める採用試験対策を強化します。また、担任と就職スタッフの連携を強めるとともに、他部署や各校とも連携した組織横断的なキャリアサポート並びに多様な進路選択を視野に入れた幅広いキャリアアドバイスを行い、学園内他学科への進学や指定推薦大学への編入学を促進します。

求人件数の拡大策としては、求人の検索や企業への問い合わせ・訪問を強化するとともに採用担当者向けホームページを充実させ、本校の情報を積極的に発信して、見える化を促進します。さらに、同窓会ネットワークの拡充にも精力的に取り組み、OBOGサイトの充実と卒業生のブランドロイヤリティの向上に努めます。

募集・広報活動においては、イベントプログラムの充実やtwitter等の新たなソーシャルメディアの活用をはじめとして、きめ細かなインタラクティブマーケティングの展開により、募集プロセスの連鎖率を高め体験入学の動員と歩留まりを増強させることで、出願者数200名の増加を目指します。また今年度は、多面的な媒体参画とweb連動により資料請求数の拡大を図ります。

そして、従来のリスティング広告とSEO対策を発展させ、本校の本質的な価値を伝えるウェブコンテンツに整備することで、意欲・資質の高い入学者の獲得というコンバージョンにつなげます。また、留学生を含め多様な資質や個性並びに高い志を持つ入学者を世界から集めるために、奨学金制度のさらなる見直しや入試制度の改革などを行い多様な入学機会を提供します。

特に、留学生募集については、マーケティングツールの多言語化にとどまらず、留学生の多い中国・韓国・台湾でのドメイン取得やSEO対策など、海外に向けた積極的な広報活動を展開します。

以上、中期経営計画「Challenge for the 80th Anniversary」の最終年度である2011年度は、世界に通じるホテル・旅行・ブライダルのプロフェッショナルを養成するリーディング校として、強固なポジショニングを確立できるよう取り組んでまいります。